<石壁の復元編①>はコチラ↓↓
工事初期の漆喰に隠れた石壁↓
曲線を描く石壁はインテリアとしてすごく美しいので、
この漆喰を剥がして、石壁を救出。
このスペースは、リビング、ダイニング、キッチンと、
家のメインとなる場所。
この石壁がいい雰囲気を作り出してくれるはずなので、
石壁を修復するために、壁職人さんに依頼。
石壁専門の人ではないけど、壁に関する職人さんで、
石壁の経験もあると言うのでお願いすることに。
さて、待望の仕上がりは・・・
ドドーーンッ!
な、なんと、とんでもない結果に。><
傷んだ石のところを目地で隠し、
目地も色濃く、幅広で強調され、
修復前よりも醜く、これ以上ないひどい仕上がりに。
プロとして仕事をしていて、これが彼にとって
満足のいく仕上がりなのか?
素人がしてもここまで酷いことにはならないのでは?
色んな疑問が浮かんで、頭の中はハテナだらけ・・・
恐らく、石壁の目地を入れたことあるから出来るよ〜、
くらいの感覚で仕事を引き受けたっぽい。
きちんとした修復の経験はゼロ予想。
そこで、壁職人さんと率直に話し合う時間を持ち、
この仕事のほぼ全額を返金してもらうと言う条件で、
この職人さんとの問題&関係は終了。
石壁の”スペシャリスト”にお願いしなかった
ワタシたちの判断も間違っていたと反省し、
色々と検討した結果、Cinqビルダーが修復に挑戦してみることに。
まずは、彼がしたこの仕事を全て取り払う作業。
本来、石がある部分にも目地で覆われているので、
石を傷つけないよう、チマチマ作業で1週間。
壁を元の状態に戻し、石が潰れている部分の修復に着手。
石が交互に重なるように、
新たに作る石部分をデッサン。
石復元用のパウダーを検索して、
良さそうなものを購入。
小麦粉のような細かなパウダーで、
これに水を混ぜてペースト状にすればいいだけと書いてあるけど、
試作してみると、表面がスベスベ過ぎて本物っぽくないので、
色々と試した結果、本物の石をランダムな砂状に砕いて、
本物の石砂と、このパウダーを混ぜ、
リアルな石の表面を作り出すことに成功。
白系の石と、黄色系の石を微調節してカラー調整し、
全体のカラーがランダムになるよう配慮。
作ったペーストで石の形に模した直後。
ちなみに、この周りの石も作ったもので、
すでに乾燥し、表面を削って仕上げた状態。
結局、ほぼ全ての石を手直しし、
目地を入れる前の状態。
そして目地を入れて、
遂に、完〜成〜!
石がなかった部分にも、
石が続くように製作。
この石壁の修復作業に要した期間は、
毎日、8時間着手したとして、約2週間。
自分なりに試行錯誤でトライしたけど、
何とか売り物になる状態になって一安心。
恐れ入りました!
ここまで、できてしまうのね!!!ハハハハ〜❤️❤️❤️
スペシャリストにお願いしたら、もっとキレイな仕上がりになると思うけど、
恐らく100万円くらいかかると思うから、かかった材料費3万円ポッキリで、
大幅に経費削減できたことが何よりも嬉しい。(笑)