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Paris★アパルトマン売却!

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<アパルトマン売却決意>

・毎回レンタル時のチェックイン&チェックアウトに立会いに行ったり、何か問題が起こったとき(階上からの水漏れなど)の遠隔(ロンド⇒パリ)の不便さ。
・フランスの高額な税金(固定資産税、賃貸収入に対する税金)などが毎年上昇。
・将来的にパリに戻ったとしても、このアパルトマンには住まないことは確実。ロンドンを引き上げてパリに帰る時は、ロンドンのフラットを売って帰ると思うんで、その売ったお金で広めのアパルトマンが買えるから。
・ロンドンの不動産にお金を投資したほうが、パリの不動産に投資するよりも投資率がいいこともあって、パリ分をロンドンにまとめて投資することに。現在、住んでいるロンドンのフラットも売って、大きめのフラットを購入して引っ越す予定。

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ここからは、フランスでの不動産売却のプロセス。(キロクのため詳細を記載)
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<アパルトマン価格査定開始> 4月13日(火)~15日(木)

2010年4月13日                                ※ランク:1★~5★

12:00 現在のテナントのチェックアウト立会い

14:00 C不動産に価格査定(印象&対応:★★★/価格査定結果:★★★)

15:00 B不動産に価格査定(印象&対応:★★★★/価格査定結果:★★★★★)


2010年4月14日

09:00 A不動産に価格査定(印象&対応:★★/価格査定結果:★)

10:00 T不動産に価格査定(印象&対応:★★★★★/価格査定結果:★★)

11:00 S不動産に価格査定(印象&対応:★★★/価格査定結果:★★)

12:00 F不動産に価格査定(印象&対応:★★/価格査定結果:★★★★)


2010年4月15日

10:00 L不動産に価格査定(印象&対応:★★★★★/価格査定結果:★★★★★)


<価格査定結果>

各不動産の査定結果に関しては、かなり価格差あり。査定結果は、ほとんどの不動産がその場で価格を回答してくれる。
不動産の査定価格を見ると、単にこの地区の現在の1㎡の地価×面積で単純計算したものが多く、内装などのクオリティは全く評価されていないところがほとんど。要するに、同じ地区の同じ面積の物件で、内装が古い物件と、ワタシたちの物件が同じ査定価格。高く査定してくれたところは2件のみで、そこは内装のクオリティを評価してくれたため査定価格も高かった。7不動産の査定結果は、一番低い査定価格と一番高い査定価格とでは、約1000万円もの差!内装が改装されてキレイな物件が稀であまり例がなく、不動産の査定が不安定だった模様。


<販売価格決定> 4月15日(木)~19日(月)

結局は自分達でネットで調べた※総合的なパリのアパルトマンの価値を元に、今回査定に来てもらった各不動産の意見(購入者の思考傾向など)を参考にし、やはり内装クオリティの価値を付けた価格にて自分達で価格決定。今回の売却に関しては、そこに住んでいるわけではないんで引越し期限もなく、特に売却を急ぐ理由もなかったため、自分達の満足な価格に少しだけ+αした価格。

※総合的なパリのアパルトマンの価値
地区、面積、間取り、階数、日当たり、交通の便・・・
同じ地区で、最近売却された同じディテールのアパルトマンの1㎡の価格×面積=相場価格


パリの物件は内装が古いものが非常に多く、実際、ワタシたちが買ったときもかなり古かった
可愛い古さならいいけど、キッチンやバスルームは時代遅れな雰囲気の物件が多く、これらに関しては、やっぱりモダンなほうが清潔感や使い勝手が断然いい。
その面ではすべて改装したため、実際にこういう物件が市場に多く出回っていないため希少で、そこを逆手に、実際の市場価格よりは高い設定で記載。これで試してみて、売れないようなら下げればいいか~と。

フランスの不動産は全てに関してかなり遅れているんで、不動産のウィンドウに飾ってある物件写真を見ると唖然としてしまうことが多い・・・特に写真!
部屋が見事に散らかった状態の写真が多く、照明もなく暗かったり、写真の数もとにかく少ない。
まともな写真がない(外観のみの写真だけだったり・・・)も多く、「見てみたい!」と思うものが少ない。

なので、写真は自分で撮ったものをあらかじめ準備し、アパルトマンの詳細サイトも作成。
これらを使ってもらうよう、不動産に送った。
とにかく写真イメージで物件見学のアポの有無が左右されるため、いかにそそる写真を記載するかがまず第一段階の重要ポイント。数ある売却物件の中から、いかに自分の物件に一人でも多くの人に足を踏み入れてもらえるかが最大のポイント。


追記:価格の決定について・・・

内装を全改装していない、いわゆる普通のアパルトマンに関しては、正確なマーケット価格を提示するのが無難。購入者はマーケット価格を基本として探しています。ワタシだったら、通常上乗せする値引き分3~5%を初めから上乗せしない(=マーケット表示価格を少し下回る額)で、できるだけ多くの見学者を集め、物件に足を運んでもらう手段を取ると思う。写真で見ているのを、実際に物件を訪れるのとでは、全く違った印象を与え、人間、実際に見たものに対しては少しは愛着が沸くと思うから。提示価格を下回るオファーが来た場合は、「初めから値切り分(3~5%)は除いて価格設定しています。」と。オファーを出すくらい気に入ったということは、その数パーセントくらいで諦める人は少ない。しかも、提示価格がマーケット価格を下回っているということで、すでにお得感をもたらしているので大抵の場合はこれで上手くいく気がする。
また、提示価格はできるだけキリのいい価格で。購入希望者がネット検索するときは、区・価格・面積・部屋数などの条件で絞って検索するため、例えば、520,000の提示価格の場合、0~500,000までと検索した場合は引っかかってこない。恐らく、100や50単位で検索する人が大半だと思うので、あまりにも中途半端な額だと検索時に表示される確立が少なくなるので注意。


<物件売買契約の詳細>

フランスの不動産売買に関して、1不動産が1物件を独占して販売できる独占販売(Exclusivité)と、独占販売(Sans exclusivité)の2つがある。

これに関するメリット&デメリットは・・・

独占販売(Exclusivité)の場合
◎ アパルトマン売却が決定すると発生する不動産への手数料、
アパルトマン売却価格の約5%→約3%くらいにディスカウントされる。

◎ 最優先&有効的に広告媒体に記載、販売に関しても他の非独占物件よりも最全力を尽くしてくれる。

× 1社のみの独占販売のため、数社に依頼することを考えると広告枠は非常に小さい。

× 独占契約した不動産に手を抜かれると、売却側にとってはかなり不利。


独占販売(Sans exclusivité)の場合

◎ 数社に依頼ができるため、広告枠が広がる。

◎ どこかの不動産が効率悪くても、別の不動産でカバーできる。

◎ ライバル社が存在することにより、手を抜けば多額な利益となる数百万が他社へ渡るため競争に。

× 不動産に支払う手数料にディスカウントはなし。


ワタシたちは初めから独占販売は問題外で、独占販売(Sans exclusivité)で決めていた。
独占販売のメリットは簡単に言えば、手数料にディスカウントがあるのみ。しかも、不動産手数料は購入者負担のため、売却主には直接関係はない。

不動産売買は、記載した初めの1~3週間が勝負!
それ以降になると、物件を探している側にとっては何度も同じ物件を目にしてしまう状況となり、"売れてない=問題アリ??"と、不信感を持ち始めるため、物件見学も躊躇される原因のひとつに。
また、常に新しい物件が登場するんで、鮮度が落ちると人の興味も急激に薄れるもの。


<売却依頼先の不動産選び、契約> 4月20日(火)

パリには大小含めて、かなりの数の不動産が存在するけど、フランス全土に支店があるチェーン展開している大手不動産がやはり強い。結局ワタシたちは、大手2社と売買契約。
メールにて契約書を送ってもらい、サインしてメールで返信。

大手チェーンに出せば、南仏などに住んでいるリタイアしたご夫婦が、セカンドハウスとしてパリにアパルトマン購入するというパターンも多く、また、パリ郊外に住む年配ご夫婦が二人では広すぎるファミリーハウスを手放して、パリでの気軽なアパルトマン暮らしを望むケースも多いため。
娘・息子が実家から独立するケースで、親が頭金などを出資する場合も、大手不動産ならパリに住んでいなくても目に止まる確立が高い。

売却依頼する不動産の数は売却主側で決定できるけど、今回2社のみに絞った理由として、多くの不動産に記載してしまうと、あちこちの不動産広告にアパルトマンが記載されるため、「売却主はアパルトマンを早く売りたい=急いでる=価格交渉可能」という発想が生まれ、チープ感が増してしまうから。
万が一、売却に時間がかかった場合、多くの広告に露出してしまうと、余計に"売れ残ってる感"が強くなるため。

必要書類
- 2 derniers tax fonciere
- 3 derniers procés verbal d'assemblée générale
- les 4 premières pages de votre titre de propriété
- Diagnostic immobilier(Loi Carrez, Amiante, Plomb, Performance énergétique, Termites, GAZ, Etat des Risques Naturels et Technologiques, Bilan technique immobilier)

※Diagnostic immobilierは、通常、売却主負担。でも、仲介に入っている不動産が負担してくれる場合も多々あり。初めから他の不動産と差をつけるためにオファーしてくれる場合も。ワタシたちの場合は、こっちが払わないといけない雰囲気だったけど、ワタシたちはこの不動産と取り引きが完了することがほぼ確実だったため、「もし、お宅(不動産)と取り引きが完了したら負担していただけますか?」とダメもとで聞いてみたら、あっさりOK♪ちなみに、Diagnostic immobilierにかかる金額は相場で約300ユーロくらい。物件売買の取り引きを仲介する不動産にとっては、取り引きが完了したら数百万の儲けが入るため、Diagnosticの金額は微々たるものなので負担してもらえる確立高し。


<物件記載開始> 4月21日(水)

契約した不動産のサイトにて、物件が記載されているかチェック。
ならびに、記載内容に不備がないかもチェック。
その他の不動産総合サイトなどにも記載があるかチェック。


<不動産とのコンタクト>

ケータイやメールで、常に迅速にコンタクトができる状態になっていることはもちろんのこと、こちらの不動産側への信頼度のアピールも忘れずに。
売却にあたって必要な書類や鍵の受け渡しも、早ければ早いほど物件売却の速度も速まる。
1日に何件の見学がある、見学側の反応など、コマメにコンタクトを取り、こちらから不動産にさりげなくプレッシャーを与えて仕事をプッシュする感じ。


<購入希望者の出現> 4月24日(土)

記載3日目で、初めの購入希望者のオファー。
通常、不動産購入の場合は、物件表示価格の3%~5%OFFくらいのオファー価格が通常。
その価格で売れる場合が多いため、ほとんどの物件がそれを踏まえた上での価格設定。

初めのオファーは、表示価格の4%OFFくらいの価格。
3日目でオファーが来るとは思っていなかったので、「まだ物件を出したところなので、もう少し様子を見たいです。」と、やんわりとそのオファー主に伝えてもらう。これらの取り引きには、常に不動産が間に。

追記:物件見学について・・・
見学がある場合は、現在のインテリアを利用して、余計なモノはとりあえず隠し(笑)、すっきりと素敵なアパルトマンに見えるよう努力すること。もし見学時に自分がいる場合は、アパルトマンの長所を思いっきりアピールし、目に見えて明らかな短所のみハッキリと伝えること。相手に安心&信頼感を与え、また逆に長所が引き立つポイントに。室内にお花などを飾って華やかさを得るのも一つの手。


<売却決定> 4月27日(火)

その2日後、4月26日(月)に2件目のオファー。
こちらは、表示価格の2%OFF、かなり表示価格に近いオファー。
正直、このオファー価格には大満足だったワタシたち。
でも記載後、まだ1週間も経ってないため、このまま行くと表示価格そのままで売れるかも?と感じつつも、もちろん、このオファーを逃すのもイヤだったため、このオファー主に、「非常に嬉しいオファー価格ですが、まだ記載1週間未満で、すでに別にもオファーがあったため、恐らく表示価格で売れる確立が高いことが期待できるため、もう少し様子をみたいです・・・」という含みを持った返事で伝えてもらった。

するとその翌日、4月27日(火)に同じオファー主から、「表示価格で即決します!」と・・・!!!
そんなワケで、記載後ジャスト1週間で売却決定・・・
しかもこのオファー主(フランス人マダム&ムッシュー)、娘さん(24歳!)のために、すべてキャッシュでお買い上げ~・・だそう!(*゜∇゜)


<売買契約/La promesse de vente> 5月7日(金)

購入者と売却者の間に入るノテール(公証人)の前で、売買契約書にダンナがサイン。
今回は、ワタシのパスポートがビザ更新のためにHome Officeに提出していて手元にないため、ワタシ自身は行けないため、「契約書への同意書/Procuration」に前もってサイン。(詳細は下記)

※不動産名義が二人のもので、どちらかがその場に行けない場合。
売却手続きの間に入るノテールから前もって"Procuration"を送ってもらい、最寄のConsulat de Franceへ行って、自分のサインが入った身分証明書(パスポート、運転免許書など)を持参し、担当者の前でProcurationにサイン。そこへConsulat de Franceのスタンプを押してサイン証明"la certification de ma signature"してもらう。ロンドンのConsulat de Franceでの場合、この証明のアポは不要で、直接行けばすぐに対応してもらえる。

この契約書は、購入者側が物件を買うことを約束するものであるが、最終的な契約書ではない。
最終契約までの期間(最長2ヶ月)の間に、万が一、購入を取りやめることも可能。でもその場合は、物件価格の10%をペナルティとして売却主へ支払う義務が発生する。


<地下カーヴ内の物を全て撤去> 6月12日(水)

地下カーヴ内に入っているすべての物を撤去してカーヴ内を空にする。
改装時に剥がした古いカーペットなど、その他ほとんど要らないものだったんで、全てカーヴから運び出し、大型車で持ち去って処分してくれる会社に依頼。
カーブの鍵は不動産が持っている+ワタシたちはパリに住んでいないんで、不動産が撤去作業に立ち会ってくれた。しかも、支払いも立て替えてくれてとても助かった。

Appel debarras services
<支払い額>約10㎡内のカーヴの半分くらいの撤去物作業で、380ユーロ


<売買契約(最終)/La promesse de vente> 6月14日(月)

この日のサイン&鍵の引渡しで、完全にアパルトマンは購入者のもとへ・・・
この後スグに、購入者はアパルトマンへ入居可能。

この最後のサインに、売却側にさらに必要な書類があって、その詳細を何度もノテールへコンタクトを取ってるのにメールの返信はないわ、TELしても秘書が応対するんで「TELください!」とのメッセージを残してもTELはないわ、、、で、1週間くらいが経過し、またこっちからTEL(ここですでに、サインの1週間前)。TELしたら、また秘書がでて「ただ今、出られない状況ですのでメッセージをお預かりします」と同じことを繰り返すんで、ダンナが「緊急かつ重要なことなんで、出るまで、このまま待つ!」と言い切ったら、やっと代わってくれた。必要書類をスグにメールで送ったのが金曜日。月曜日になっても何のリアクションもないんで、火曜日に再びTEL。そうしたら、まだチェックしてなかった様子で、チェックしてメールすると。そして水曜日になって、不足している書類の詳細(初耳な書類)を言われ・・・(怒)その書類が家にあるものなら問題ないけど、税務署へわざわざお願いして入手しなければならない書類。なので、全く間に合わない・・・

必要書類
- Certificat de résidence fiscale(ダンナ分&ワタシ分)
- Probe d'adress(EDF, GAZ...)
- Tout les factures de travaux
- Tout les factures de meubles(家具付き売買のみ)

この上記の書類がないとどうなるかと言うと、物件売買時に発生する利益に対する所得税率が違ってくる。
フランスに物件(セカンドハウス)を持っていてEU圏内に住んでいる場合は、その所得納税率が16%。
もしもフランスに住んでる場合は、納税率33%を収めないといけないんで、海外組はお得。
でも、上記の書類が揃わない場合は、海外組も33%を支払わなければならなくなる。
利益の額が数千万単位と大きいため、この差はかなり大きく、なんとしてでも書類をそえろえないと、かなり損することになる。ましてや、ノテールが原因でこんなことになったんで、かなりムカツク問題。

この時点で、ノテールが税率の件で依頼する会社SARF Parisが登場。ココで、書類のチェックと税率の計算がされる。SARF Parisによると、最後のサインの日までに書類が揃わなくても、サイン後6ヶ月以内に書類が揃えばいいとのことなので、上記書類は6ヶ月以内に提出でOK。その代わり、デポジットとして書類を送付するまで所得税の差額分(33%-16%=17%)がキープされる。

所得税対象額(セカンドハウスの場合)は、、、

(物件売却価格ー工事費用ーキッチン費用ー家具代)ー物件購入価格=所得税対象額
所得税対象額×0.33(33%)=納税額(フランス在住)
所得税対象額×0.16(16%)=納税額(EU圏在住)

工事費用・・・規模の大きい(家屋解体並みの)工事のみが免税対象。ウチが行った工事費用は対象外。
キッチン&家具・・・システムキッチンは家具の一部としてみなされる。売却時の価値で計算されるため、1年ごとに購入価格の-10%価値が下がるという概念にそって価格がはじき出される。

※但し、すべて当時の領収書があるもののみ有効。領収書には"日付・金額・支払い済みであること・氏名&住所(売ろうとしている物件の住所)"の1つでも欠けていたら、無効。

ノテール手数料と不動産手数料は、購入者側負担。
SARF Paris(約4000ユーロ)は、売却者側負担。

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これですべての売却プロセスが完了して、無事アパルトマン売却!!
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<購入時&売却時、価格比較>

ワタシたちが約5年前に買ったパリのアパルトマン。
当時の購入価格の約40%UP、というとても大満足な価格にて売却♪

当時よりも地価が上昇したことももちろん、何よりも改装したのが大きな手助けに。
工事費用を除いても、購入価格の約30%強はUP。
それと、物件の"地区"と"外観(しっかりとした石造り(彫刻有等)建築&コンディション"は、不動産価値の重要ポイント。間取りや内装は自分達でいくらでも改装ができるけど、これらに関しては、いくらがんばっても自分達の手で変更することは不可能なため、買うときは地区はもちろんのこと、外観も意外と重要なポイント。

内装工事について・・・
初めから、将来的に売ると分っている場合は、インテリア工事に関してはニュートラル(白、ベージュ・・・)なデコレーションが無難。もしくは、そのアパルトマンの雰囲気(壁・床・彫刻・窓・ドア・・・etc)にあったものを。あまりにも個人の趣味が色濃く出ているものは、見学者に気に入られなかったり、工事が必要という逆効果なイメージを与えてしまうから。また、キッチン、バスルームを新しくしただけで、アパルトマン全体を大改装したようなフレッシュな好印象を与える。工事して思ったことは、業者依頼のペンキ塗り作業って意外と高くつくんで要注意。

物件を売ったことに対して、利益が発生したのはウレシイけど、
さすが所得税に対する税率が高いフランス、、、税金に対してはかなり厳しい。
領収書などに関しても、一字一句チェックされ、免税対象外となる可能性も多々あり・・・
また税システムが、すごーく(わざと!)ヤヤコシイため、詳細までしっかりと把握していないと、通常なら支払わなくてもいい税金まで支払うことに。。。ノテールやSARF Parisはその道のプロで、しかも税金を多く取れたほうが彼らの利益UPにも繋がるため、この所得税に関しては、とにかく隅々まで理解して戦うのみ!!


<追 記>

実は、パリのアパルトマンの改装が終了した頃には自分達が住む可能性がなくなっていたため、改装後に"売る"アイデアも出たけど、すぐに賃貸が決定したんでそのままレンタルすることに。その後のレンタルも問題なくスムーズにできていたため、そのままレンタルしてたけど、今回実際に売却してみて、改装したアパルトマンが希少なパリでは大きな価値が付くという、実際に自分達が経験して得た情報。
このアパルトマンの改装当時は、自分達が住む予定で改装したんで、かなりお金を掛けてしまったけど、売却目的ならもっと経済的に工事ができるはずなんで、その分がさらに利益に回ると考えるとかなりいいビジネス。まぁ、改装業者のコントロールはかなり大変やけどー・・お金儲けにラクはなし。

そんなワケでこれからは、現在住んでいるロンドンのフラットを売却し、新たなフラット購入計画へ~♪
まだまだつづく・・・(笑)

※ここまで読んでいただいた方、スゴイっ=3=3 
お疲れさまでした~&ありがとう♪
Commented at 2010-06-15 18:48
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Commented by samandra at 2010-06-15 19:11
こんばんは。全部は読んでないけれど
ここ、苦労していろいろ改装した所ですよね?
でも価格40%アップはうれしいですね。
すっごく素敵で私が買いたかったくらい。(ムリですが)
いやーん。切ない。(←なんで私が?)
特に床が好きです。


Commented at 2010-06-15 20:31
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Commented at 2010-06-15 20:33 x
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Commented by mu711 at 2010-06-16 00:20 x
師匠さすが☆
途中目がチカチカしてしまいました(笑)。
複雑すぎて、、、しかしよくこんなに細かく覚えてるよねぇ。。
サンクどんはのんびりしてそ~に見えるけど、かなりのしっかり者ね。
Commented by kash-w at 2010-06-16 00:42
こんばんはー。う~ん、凄い!
この時間なんで、しっかりと理解して読むのは難しいけど
(目がしょぼしょぼ~)
目先だけでなく、長い目で見据えてたのね~。
大変だったと思うけど、いい方に巡り合えてよかったね♪
Commented by mirorei at 2010-06-16 03:14 x
はじめまして。 私には、残念ながら縁のなさそうなお話でしたが、真剣に読ませていただきました。 素敵なお部屋、そして5年で40%upは、すごいですね!! ロンドンのフラットの売却・新しい物件の購入も、また教えてくださいね♪
Commented at 2010-06-16 04:17 x
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Commented by パセリ at 2010-06-16 04:22 x
興味深い内容で真剣に読んでしまいました。
発生した事実が淡々と書かれているけど、内実は思い通りにいかないこと(ノテールののんびりとした対応のような)も多々あったのだろうなぁ~と思ってしまいました。お疲れ様でした。利益が出て本当に良かったですね!!苦労の甲斐あり!
Commented by macoan at 2010-06-16 05:51
いろんな事が起こりながらも
よくぞこれだけ自分の言葉で残せましたね〜。あっぱれです。
でもこれは当然のことなのかな??
新しいフラットでの生活も楽しみですね。
Commented at 2010-06-16 07:26
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Commented by naoko at 2010-06-16 08:09 x
おめでとー!!
しかし、改装費用を入れても30%のプロフィットとはすごい腕前です。
尊敬。
今度はロンドンでですね。
売却、購入の同時進行はなかなかストレスフルと聞きますが、cinqちゃんだったらイギリスの不動産屋とも対等に戦って行けそうな気がします。

しかしパリのフラットかわいかったですね〜
なんかイギリスのと違うわ〜
Commented by tarolinko at 2010-06-16 11:55 x
Cinqさんもお疲れ様でした~☆
日本でも不動産売買は大変そうなのに、フランスでやったこととなると更に凄く大変だぁ。。。
なんせ日本人ほど動いてくれないってのが一番ですからねぇ(><;)
でも最終的に30%upで売れたなら満足ですね(-^□^-)
うちも転勤になれば賃貸にする予定だけど、どうなるかなぁって微妙な不安はあります。

それにしても改めて素敵なお宅だったんですね~♪
私がお金持ってたら欲しかった・・・(*´Д`)=з
Commented by KEIKO at 2010-06-17 03:00 x
お疲れさまですー。日本での不動産売買でも大変です。それをパリでなんてすごい!!そしてこのレポのち密さもすごい!外国で不動産を買おうと思っている人は必読ですね。
ああ、そんな予定が1ミリもない我が家、残念。
もうすぐ帰国です。あの小さなマンションに帰ると思うと涙が。。。
Commented by ワンワンハウス Y at 2010-06-17 05:40 x
あんなかーいいパリのアパート売っちゃったんですね。でもおめでとうございます!
ロンドンの物件探しが始まるのですね。ウチもただ今物色中です。
ユーロ→ポンドに替えるタイミングいつがいいんでしょうか?
Commented at 2010-06-17 16:58 x
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Commented by cinq-etoiles at 2010-06-17 18:36
■鍵コメ・araさん■
こんにちは~♪
長年の読み逃げ、ならびに初コメント、ありがとうございます!!
今回の売却のプロセスはダンナは仕事でかなり忙しく、売買に神経を投入できる時間がないんで、契約のサインまではほぼワタシが担当でした。日常会話では使ったことのない単語も多く、不動産やノテールとの電話でのやりとりなど、かなりヤヤコシかったですが、すごく勉強になりました。初めは不安でいっぱいだったけど、相手はワタシが外国人ということも分ってるし、専門用語が分らなくても自分の言葉で説明したり聞いたことのない単語が出てきたら即座にメモってダンナに聞いたり。言葉上の葛藤があっても、相手は母国語しか話せない、ワタシは2ヶ国語話せるんじゃーオラ~!な勢いで乗り切りました。(笑)終わってみて言葉に関して自信も沸いた気がします。とりあえずは自分のビジョンを持ってその方向に向かおうとする気持ちさえあれば、何でもやってのけれると思うので、がんばってください♪
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-17 18:40
■mu711ちゃん■
どもー!
日本から帰ってきたんやね~♪
普段はかなりボ~っとしてるけど、こういう金銭がかかってることになると、人一倍真剣です=3=3(笑)
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-17 18:45
■mirorei さん■
こんにちは~♪
コメント、ありがとうございます!
ココ、初めは自分達が住むつもりで買ったんですが、改装しているうちに住まない方向へ状況が変わってきて、結局一度も住んだことはなく、数泊したのみに終わりました。(苦笑)だからか、愛着もそこまでなく、自分でもビックリするくらいアッサリと手放せました。^^;
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-17 18:50
■KEIKOさん■
こんにちは~♪
コメント、ありがとうございます!
そうですよね~・・いよいよ帰国までカウントダウン状態ですよね。。。イギリス生活で得た色んなことは人間的にもすごく成長させてくれたと思うんで、それを生かしてぜひぜひこれからの生活も思いっきりエンジョイしてくださいね!日本に帰って心機一転、ブログ始める~・・とか、いかがですか?!ワタシの予想では、かなりオモロイブログになりそうな気がするのですが・・・(笑)その暁には、ぜひぜひ教えてくださいね♪
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-17 18:55
■ワンワンハウス Yさん■
こんにちは~♪
コメント、ありがとうございます!
ワンワンハウス Yさんもロンドンで物件探し中ですか~?ウチもパリのアパルトマン代のユーロがあるんですが、今、ユーロが弱いんで損ですよね・・・でもウチは、そのお金を次の新居に充当するんで為替の高低関係なく必要なときに替えるしかないです。まぁお金って必要なときに使うのが一番価値があると思っているんで、その辺りは目を瞑りましょー。(笑)
Commented by ポム at 2010-06-21 17:01 x
お疲れ様でした。
いつも楽しく拝見させて頂いてますが、今回の記事は大変為になりました。
本当にフランスって税率高すぎますネ!
私も近い将来、パリのアパートの売却を計画中なので便乗質問させて下さい♪
所得税33%ってことは、購入金額の4割増しで売れても、ほぼ購入金額の戻り、
ということになりますか?
Cinqさん達は、非居住としての税率で済んだのでしょうか?
(だとしたら日本に帰ってから売った方がよいってこと?(笑))
あと、5年以上住むと税率が低くなるって、昔聞いたことがあるのですが
その辺はご存知でしょうか。
今までに払った税金や金利、売った後の所得税を考えると…。
またお時間のある時にでもご教授下さい。
これからもリッチな雰囲気になれて、勉強もできるCinqさん情報楽しみにしていますよ!
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-22 20:36
■ポムさん■
こんにちは~♪コメント、ありがとうございます!
所得税33%というのは、仏在住の方がセカンドハウスを持っている場合(海外在住組のセカンドハウス売却は16%)で、セカンドハウスではなく、自宅の場合は確かもっと税率が低いはずです。これに関してはワタシたちは該当しないんで全く調べていませんが、セカンドハウスの場合は要するに、余裕があるところからは税金を1円でも多く!のフランスの税体制の典型です。なので自宅を売却するよりも税率が高いはずです。所得税に関しては、例えば10000円で買ったものを14000円で売買した場合、利益分の4000円に所得税が課されるため、所得税率が33%の場合は4000×0.33=1320円の所得税を納めることになるため、"4割増し"と"33%"だけ見ると数値的には似ていますが、計算元の金額(アパルトマン購入金額と利益金額)のケタが大きく違うためイコールにはなりません。↓↓につづく・・・
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-22 20:40
上記のつづき・・・
あと、購入後5年が経過すると税率が緩和される・・・の件ですが、こちらもウチの場合は対象外だったんで詳細は分りませんが、工事や改装費用が100%売却額より差し引けて、そこからの所得税計算でいいと聞いたことがあります。(例:購入額ー売却額ー工事費用=利益←ここから所得税が計算される)また、購入15年が経過して売却した利益には所得税は発生しないため、利益分は全額手元に残ります。(まぁ、気の長い話ですが・・・)もしご自宅を売却の場合は、まずはその税率を調べたほうが良さそうですね。色々とヤヤコシイですが、がんばってください♪
Commented at 2010-06-22 23:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinq-etoiles at 2010-06-23 17:50
■鍵コメ・Pさん■
こんにちは~・・コメントありがとうございます!
住んでるご自宅を売却される場合は、年数に関係なく所得税の支払いは発生しないそうです。なので、購入1年後に売却しても利益が出た場合は、税金の支払いは発生せずにそのまま手元に残ります。購入15年が経過して売却した利益には所得税は発生しない・・・と上記に記載したのですが、これもセカンドハウスの場合のみだそうです。ヤヤコシー!ウチもペンキはノアールで頼んだんですが、水周り関係は後々問題があるといけないんで業者に依頼しました。ホント、工事費用って高いですよね~・・しかもあの仕事っプリであの値段ですもんね。仕事のクオリティを考えると日本のほうがよっぽど安い・・・
ダンナが時間に余裕があるときだけ株をしてますが、か~なり複雑なコトをしてるんでさっぱり分りません。ワタシも財テク方法、知りたいですよー=3=3
Commented at 2014-01-31 06:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by cinq-etoiles at 2014-02-01 07:17
■鍵コメ・カさん■
こんにちは。
コメントありがとうございます♪
先ほど、メールを送信させていただきました。
Commented by とおりすがり at 2016-07-17 21:08 x
「フランス不動産 売却」で検索して、こちらの記事にたどりつき読ませていただきました。
親戚が相続したパリのアパルトマンを知人に売却することになったのですが、ノテールから連絡が来なくて手続きが進まず困っている者です。
相続の時もノテールからの返信が無いため、相続税納税遅延の違約金を取られました。。。
フランスだから仕方ないのかな、と思いつつこちらの記事を読んで返事がくるまで何度もしつこくノテールに連絡するしかないのかなと思いました。(日本人なのであまり強く催促できておりませんが)
こちらの記事、大変参考になりました。ありがとうございました。
Commented by cinq-etoiles at 2016-07-19 19:38
■とおりすがりさん■
コメント、ありがとうございます!
ノテールは独占商売なんで、自然とクライアントが寄ってきて利益が出る仕事のため、本当にミニマムにしか動いてくれません。(中にはいいノテールもいるのかもしれませんが・・・)こちらがフランス人じゃない場合や海外からのやり取りだとしたら、なおさら足元を見られてる感じがして本当に腹立たしいです。電話だと、まず秘書が出るんで、「折り返し電話します。」のお決まりオウム返しなのでコントロールができません。もしフランスにお住まいなら、前回の違約金の話も例に出したうえで、今回の仕事依頼内容や条件(相手側からの返信期日、それを経過した場合の条件など)を明確に記した書留レター(+自分でもコピーや写真を撮っておく)を送るのもひとつの手ではないでしょうか?これが法的に有効云々・・の話ではなく、こちらの確固たる態度や賢明さ、強い精神力をアピールし、相手を追い込み焦りを与えるには有効かと思います。どちらかが何らかの諦めに入るのがオチだと思うのですが、それは”自分ではなく相手側”という気力で突き進んでください。
by cinq-etoiles | 2010-06-15 18:35 | パリのアパルトマン | Trackback | Comments(30)

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