オファーも承諾されて、仮契約の手前まで行った物件。
ボルドーの中心から徒歩件にある住宅街にある一戸建て。

1階部分がオフィスになっていて、
オフィスの裏部分は倉庫状態で完全にオール改装が必要。

住居部分もかなり古くて、
家の設計自体がすごく変な造りなので、
改装費用がかなりかかる物件。

左が改装前、右が改装後のレイアウト。

1階部分全体の天井が低めなので、
オフィスだったところをガレージにして、
中央部分は2つ目のキッチン、収納スペース、
広いバスルームなど、天井の低さに影響のない部屋を。
ガーデンに面した部屋は3つ、4つ目のベッドルーム。
2階部分は天井が高く気持ちのいい空間。

玄関を入ると階段があって2階に到着する造りなので、
この2階のフロアーがメイン。
南に面したスペースの壁を壊して、
大きなリビングとキッチン&ダイニング。
階段の位置を移動させて、
ガーデンに面した側に2つのベッドルーム。
1つはプライベートバスルーム付き。

1階部分は支柱となる壁が多く、
壊すと鉄骨を入れないといけなくなり工事費が嵩むため、
それがなくてもかなりの工事費のため、
いかに支柱壁を触らずにレイアウトの変更を重視。
こういう設計が悪いため改装が難しく費用が嵩み、
さらに一部がオフィスになっているので、
そこを住居に変更する書類を市に許可申請しないといけないため、
問題が多すぎて、かなり売るのが難しい物件。
そのため、一般的な全体改装が必要な物件よりも
表示価格もかなり低めで、25〜30%低め。
ワタシたちがオファーした購入価格は、
表示価格からさらに10%ほど値切って、承諾された。

仮契約の数日前に、数ページにわたる契約書が送られてきて、
隅々まで目を通すと、1つ納得いかない1文が。
それは、隣の家の横壁修復時に「この家のガーデンを通って、
この家の屋根へのアクセスを許可する」というもの。
というのも、この隣の家とこの家は同じオーナー。
通常、壁や屋根の修復時は足場を組むのが一般的。
でも契約書にこの一文を追加することで、
永久的に自分の家の横壁修復時のアクセスを
簡単に確保できるというもの。
この条件は、将来この家を買う人にとっては
数年に1回くらいのことではあるけど、ネガティブポイント。
なので、ワタシたちにとっては売却時に問題点となるため、
「この1文がある限り契約書にサインはできない」と、
削除するようにお願いしたけど、
相手の答えは「ノー」だったので、
契約の数日前になって全てが白紙になったという
珍しいパターンで、ある意味いい経験をしたというケース。


レイアウトや工事に関する詳細テクニックや、
内装の細かな確定、工事会社とのミーティングの日々。
これは今年1件目に取り掛かる物件。
赤く囲っているところが購入したアパルトマン。

ワンフロアー全てが1つのアパルトマンなので、
広さが約100平米と大きめ物件。
現在のレイアウトはこんな感じ↓↓

中央の共有階段をぐるっと囲むような形のアパルトマン。
廊下が共有階段を回廊するような間取りになっていて、
各部屋へとアクセスする感じ。
ベッドルーム(Chambre)3つが通りに面しているけど、
この通りは車の通行量が少なくすごく静かな通りなので問題なし。
問題点は、リビング(Séjours)が小さめなことと、
キッチン(Cuisine)がリビングから離れていること。
現在のフランス人が不動産購入時に重視する条件の
トップ3をあげるとしたら、
①ロケーション(環境、交通アクセス、良い学校がある)
②石造りの旧建築(暖炉、モールディング、昔のフローリング)
③大きなリビングにキッチン&ダイニングが共存した空間。
このアパルトマンは①と②の条件はクリアしているけど、
③の条件がクリアしていないので、
この点を変更してトップ3の条件を全てクリアさせるのが目的。
そこで考えたのが、下のレイアウト。

現在キッチンのところをベッドルームに変更して、
ベッドルーム③をリビングと繋げて大きくする。
壁を取り払うことで、このリビング空間は42平米(約27帖)に。
その一部にキッチンを設置。
トイレと収納スペースの前の廊下を無くし、
収納スペースだったところに2つ目のトイレの設置。
新しくできたベッドルームはプライベートトイレ付きに。
廊下面積は、いわゆる価値のないスペースなので、
これを最小限にするために動線を変更して
部屋の一部にしたりすることで同じ面積でも価値が上がる。
現時点では廊下が”□”の動線だったのが、
レイアウトを変更して”L”の形に変更したので
無駄なスペースがなくなった。
レイアウトの主な変更はこんな感じで決定。
ワタシたちのプロジェクトは旧建築をターゲットにしているので、
改装の時は、全ての電気系統を新しくするのが鉄則。
一番経費がかかる部分ではあるけど、
安全と快適さを重視しているので、ここは妥協できない部分。
あと、ほとんどの配管系も新しくするようにしている。
こういう購入者の目には見えない部分をケチって、
最小限の工事をしているプロモーターもたくさんいるけど、
目先の利益よりも高いクオリティで自分たちの満足度をあげて、
充実感や達成感が自分たちの仕事へのモチベーションに繋がっている。
このアパルトマンは2月の頭に本契約をして、
ようやくオーナーとなり鍵がもらえる予定。
工事のスタートも2月中旬〜後半くらいが目安。
そうこうしているうちに、
2件目のアパルトマンが3月頭に本契約なので、
そっちのプロジェクトもつめていく予定。


新しくオープンしたショコラティエ。
Chocolaterie Lalère

ダンナ両親へのクリスマスプレゼントのうちの1つに、
ここのチョコレートをチョイス。

プレゼントをコーヒータイムに開けて
みんなで色々と味見をしたけど、
どのチョコレートを食べても美味しくて、お気に入りに♪


時々利用しているネットショップの美味しいお肉屋さん、
Maison Lascoursでメインのお肉をオーダー。
まずは、シャンパンで乾杯して、
スターターにはフォアグラ。

フォアグラはボルドー近郊が産地のため、
本当に種類が多くて値段も安い。
メインは、今回初めてスペインのガリシア地方の牛を購入。

とにかく巨大なんで、オーブンでスロークック。
ちょっと焼きすぎたのもあるけど、
思った以上に柔らかさに欠けてちょっとガッカリ。
でもボルドー・マルゴー村の2000年のワインが美味しくて感動して、
気分がハッピーになり、なんだかんだ言いながらも、
こんな巨大だったお肉も残りわずかに。(笑)
ダンナが作った、オニオンとニンニクのコンフィも美味。
そして、デザートタイム。

ボルドーで一番好きなパティスリー、
Mi Cieloでオーダーしていたケーキ。
そんな訳で、満腹状態で新年を迎えたのでした。


例年と同じくスターターは海鮮、メインはローストチキン。

この地域は牡蠣の本場でもあるので、
至る所で牡蠣が売られていて、当日購入でも問題なし。
あとは、立派なホタテ、ランゴスティン、スモークサーモン。
フォアグラも買ってたけど、お腹に余裕がなさそうなのでパス。

ケーキは、大好きなパティスリーで買うつもりでいたけど、
出遅れてしまって予約にこぎつけず。
なので、年末用のお楽しみに。
その代打で、今年個人的にヒットしたバスクチーズケーキ。
軽いケーキなんで、満腹状態にはちょうど良かった。
クリスマス恒例のプレゼント交換は、
実際のプレゼントは、実際にお店で買いあいっこするのが基本。
このツリーの下に並んでいるのは、主にチョコレートや食べ物系。

年々、欲しいものがなくなってきたので、
実用的なものか消耗品になる傾向高し。
今年はレストランも閉まってるんで本当に欲しいものがなく、
自分で買おうと思っていたキャンドルを指名。
ダンナ&ワタシ → ダンナ両親 エスプレッソマシーン、本、チョコレート
ダンナ両親 → ダンナ セーター、チョコレート
ダンナ両親 → ワタシ リードディフューザー、チョコレート、センティッドキャンドルx2
ダンナとワタシ間でのプレゼントは、
レストランが再オープンしたら、どこかへ行こうと言うことに。


目ぼしい物件が次々と見つかり、
現在、2件のアパルトマン購入の仮契約段階に入り、
来年は最低でも2件同時に進行する予定。
”最低でも”と言ったのは、目ぼしい3件目も視野に入り中。
もし自分たちの予算内でオファーが通ればいいけど、
こればかりは購入希望者の数と相手の予算次第。
ひとまず、仮契約した2件の詳細は以下。
1件目は、前回のプロジェクトと同じくらいの大きさ。
リビングダイニング+2ベッドルームのアパルトマン。
ボルドー中心街のカワイイ通りを1本入った、
個人的にもすごく好きなロケーション。

もう1件は、中心街から徒歩20分、
もしくはトラムで5分の距離にある
昔からブルジョワエリアとして知られてる、
非常に人気のある住宅街。

こちらは100平米ちょっとある広めのアパルトマンで、
リビングダイニング+3ベッドルーム、
2バスルーム+屋根裏部屋付きになる予定。
どちらも改装後の間取りは決定したけど、
内装のディテールやキッチンオーダー、
自分たちで調達する資材などなど、考え中〜。


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Les Halles de Bacalan(レ・アール・ドゥ・バカラン)のマルシェでランチ。

いつものRequins Marteauxへ。

ここの魚のリエットがすごく美味しい。
次回、作り方を聞いてみよ〜。


飾る時はいつもアーティフィシャルのツリー。
本物の木を使いたい気持ちはあるけど、
処分時の面倒さを考えていつも断念。
今年はコロナのせいもあって家にいることが多いので、
今年こそは本物のもみの木で!と言うことで、
初、生クリスマスツリー。

全体の雰囲気に溶け込み、邪魔にならず、
多く目にするエントランスに設置。

ツリー用の木といってもいろんな種類があることを知って、
自分が求めている、幅よりも高さのある種類を購入。
幅は1mちょっと、高さは2.5mほど。
やっぱりアーティフィシャルとは全く比べ物にならない存在感。
いい香りもするし、ボリューム感が半端ない。
未だにどうやって処分するのか不明ながら、
面倒でなければ、リピートする価値大。


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オープンして以来、気に入ってよく来ているコチラへ。
L'Avant Comptoir du Palais

お店に入って案内された席につくと、
「ムッシュー&マダム、〇〇!」とワタシたちの名前を呼ぶ声が。
座ったトナリの席を見ると、
先日、売却したアパルトマンを購入してくれたカップルが!
すごい偶然。。。
まぁ、アパルトマンと自宅がそんなに遠くないので、
いつか偶然、道で会うかもな〜とは思っていたけどね。
まさかのレストランでトナリ席。(笑)

しかも大きなテーブルをシェアする感じのトナリ席なんで、
一緒に来て食べてるような距離。
そんな訳で、色々とおしゃべり。
幸い、実際に住み始めたアパルトマンをすごく気に入ってくれたようで、
物件見学では目に付かないレベルのこだわったディテールなんかも、
住むようになって目に付いたようで、
その部分に関心してくれたりと、嬉しい感想が聞けた。
物件を売却した後は、大きな問題がない限り、
購入者さんとコンタクトを取ることはないので、
手掛けた仕事の感想を聞けることは基本的にはないから、
予定外に嬉しい感想が聞けて良かった。


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今年の2月に新しく引っ越して来たお隣さんと仲良くなり、
6月にウチに寿司ディナーに招待。
その後、お隣さんからディナーのお誘い。
その後、またウチに手巻き寿司ディナーに招待。
・・・という風に、2ヶ月ごとくらいの感覚で何となくリレー式に。(笑)
そして先日、お隣さんからお誘いが。

お隣さん家に入ると、二人だけかと思ったら、
何やら、わんさか人が・・・
と言うのも、二人は再婚同士でO氏の子どもが3人、
M嬢の子どもが3人で、通常基本は二人暮しのところ、
この日はお互いの子どもが集合していて、
子どもだけでも6人!
でも子どもと言っても5人は20〜30歳で、
一番下の女の子だけが7歳。
そんな大家族に混ざってのディナーがスタート。

いつもはO氏が料理担当だけど、この日はM嬢が担当。
メニューは、チキンコーマカレー、
ヨーグルトカレー、ナン、オニオンチャツネ。
チャツネやナンまで手作りで美味しかった。
デザートは、フルーツサラダとカヌレ。
カヌレも手作りしたそう!
久しぶりに若い人たちと交流して(笑)楽しかった〜♪


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時々、1杯引っ掛けに来ているBar。
Le SaBaBa
前回アップした時に”期間限定”の詳細を書いたけど、
まだまだ問題なく営業されていて、
何なら、お店の正面全体にジャスミンがフェンスに這うように設置され、
壁や天井もしっかりとした作りになって、
以前は野外テラスっぽい感じだったのが、
パワーアップしてすっかり店舗らしくなってた。

ボルドーはワインの本場ということもあり、
この手のワインバーがとにかく多い!
ディナー前の”アペリティフ”文化が発達していて、
この文化はフランスの南へ行くほど濃くなるので、
18時以降になると、一気に混んでくる。

飲むのがメインなんで、おつまみ系はシンプル。
生ハムやソーセージ系、チーズの盛り合わせや、
今回オーダーした魚のリエット、パテ系がほとんど。
パンも同時に食べるので、結構お腹が満たされ、
この後にディナーを食べるほどではなくなるので、
ウチの場合は、家で引き続きおつまみ系で済ますか、
デザートだけを食べるか、もしくは食べないでスルー。
でも一番多いパターンは、
ここでしっかりディナーとして食べる!のがウチ流。(笑)
他のフランス人って、この後ディナーも食べてるのか?...不思議の一つ。



エクレアで有名なお店、
L' Eclair de Génieが出しているもので、
モノプリとのコラボ商品?!っぽい。
ピスタチオのスイーツ系が好きなんで、
こちらをトライしてみたところ、オイシイ♪

ホワイトチョコよりもピスタチオの味が濃く、
ピスタチオミルクという感じ。
他にも数種類の板チョコがあるのでトライしてみたい。


自分で作ったことがないけど、
先日、ベトナム料理のスターターでよく食べる
ベトナム揚げ春巻き『ネム(Nem)』を作ってみることに。
買っておいた乾燥春雨とライスペーパー、
冷蔵庫にあった野菜類で中身をテキトーに作成。
葉っぱ系も冷蔵庫にあったレタス、
ガーデンに植えてるミントを添えて、完成。

つけダレは、米酢、りんご酢、くるみ酢を水で調整。
衣をカリッと揚げるために2度揚げ。
写真の倍の量を作ったので時間がかかり、
ディナーがこれだけになってしまったので、
モノプリ(スーパー)で買っておいた冷凍の枝豆を追加。

この枝豆は、日本にも進出しているタイの食品会社で、
このサイズ120gは、冷凍&袋のまま電子レンジで1分半チンするだけで、
一人分のおつまみ枝豆として食べられるので便利。
ビールとネム、枝豆という完全におつまみなディナー。(笑)


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新しくできたベトナムレストラン。
Mifan

こういうキレイな清潔感のあるベトナムレストランが少なくて、
センターでローカル度満点なベトナム料理を食べたことがあるけど、
味がイマイチで、もう1件小綺麗なところは美味しかったのに、
新オープン直後にロックダウンが原因でクローズしてしまったので、
ここは見た目からして期待が高まる。

スターターは、ネム(揚げ春巻き)などの盛り合わせ。
どれもサックサクでカラッと上がっていて美味しい。
メインは、牛肉ボブン(Bo-Bun)
これは本来の甘酸っぱいあっさりソースではなく、
オイスターソースっぽいちょっとコッテリ系。
今まで牛肉ボブンxあっさりソースでしか食べたことがなかったので、
そのイメージと違ってちょっと肩透かし。
えびボブンとかをチョイスしたらあっさりソースだったのかな?
でも味は美味しいのでリピート決定。


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天気が良かったので、
ジャルダンピュブリックにあるテラスでランチ。
L'Orangerie

美味しそうなステーキがあったので、
がっつり肉食=3

このステーキが、予想通り美味しかった!
柔らかくて、塩だけで旨味があって◎
自家製フライドポテトも美味しい。
こういう場所のゴハンってあんまり期待できないけど、
想像以上に美味しくて、緑の中で満足ランチ。


Pâtisserie Maison Zürcher

朝にパンを買いに行くのが一番いいけど、
起きてからパン屋に行く気力がなく、
前日に買っておくのがウチの習慣。
なので、バゲットなどの翌日になると
明らかに劣化する種類は買わずに、
比較的日持ちのいいパンをチョイス。
その中でもここのパン・ド・ミーが美味しくてリピート中。

いつも出足が遅いので、夕方遅くに行くことが多いけど、
比較的遅く(19:30)まで開いていて、
しかも遅くに行っても品切れだらけということはなく、
ちゃんと満遍なくチョイスがある程度に
商品管理がされているのもありがたいパン屋さん。


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ウチのお隣さんの仏人カップルO氏&M嬢と一緒にレストランへ。
今回は、彼らのオススメのお店に行くことに。
Mampuku

本来は「Miles」というお勧めレストランへ行くはずが、
残念ながら(コロナの影響?!)で閉店。
そこで、カジュアルな姉妹店であるこちらに行ってみることに。

お店の名前の通り、日本人シェフが携わっているのか、
料理も日本っぽいものがちらほら。
日本x中東xフレンチがコラボしたような料理。
味付けが「まさに日本!」という、
かなり忠実に再現されているものもあった。
大皿に人数分が盛り合わせてあって、
それをみんなでシェアするスタイル。
大皿料理をシェアするという文化がないフランス人にとっては
かなり斬新な感覚で、テーブルの雰囲気がさらに和みそう。
この日は、O氏&M嬢からビックリなニュースもあって、
今後の進展が楽しみ。

