自宅大改装!◆初めの第一歩、ペーパーワーク編

去年の6月からスタートした、自宅大改装。

以前から計画はあったけど、ピンとくる間取りが思い浮かばかったり、
引越しせざるをいけない大改装になるんで、重~い腰が上がらないまま数年が経過・・・

去年の初めからは真剣にフロアープランナーのソフトで間取りを考えはじめる。
この作業は大好きな分野なんで、気が付いたら朝になってる日も多々。(笑)

d0010182_1828575.jpg

ウチの場合は、ある程度自分たちが希望する間取りが完成してから、
アーキテクトにコンタクトを取り、そこから一緒に話を詰めることに。

同時に、改装についてイロイロと調べると、自分たちが思うように改装できない事実が発覚・・・

イギリスで家を改装する場合は、その地区によって色んな許可を得る必要があって、
ウチの住んでる地区(Kensington and Chelsea)は、ただでさえ厳しいことで有名なのに、
ウチの建物のあるエリアが、"環境保護地区(Conservation Areas)"に指定されてて、
そのため、家の外観にあたる場所(窓やドアなど)の変更は至難の業・・・

さらに、ウチはヴィクトリア時代に建てられたもので、
"歴史的保護建築物グレード2(Grade 2 listed buildings)"に指定されていて、
改装するには本当に迷惑なほど、輪をかけて厳しい条件。

d0010182_1829098.jpg

カンタンに言うと、昔からのオリジナルの個所はたとえ家の中でも変更してはいけないということが基本。
例えば、天井に柄や彫刻が入っていたり、ドアや窓、フロア、スカーティングボードに至るまで、
それが昔のまま(オリジナル)の場合は、ほぼ変更不可というもの。

これを踏まえた上での改装になるんで、
必然的に自分たちの思う通りにはできないようなもの。

なんとかそこを切り抜ける方法はないかと考えて、思いついた一案。
ルールがあると言っても、チェックして許可を下すのは所詮、人間。
見落として通過した物件や、ギリギリですり抜けた物件があるはず・・・

カウンシルのサイトに、2000年以降に改装されたほぼすべてのデータが記載されていて、
そこで他人宅の改装申請の詳細が無料で見られるんで、
色んなケースをを片っ端から(100以上!ヒマ!爆)見て、
申請が下りる、下りないの境界線や、ギリギリで通過したケースなどを検索。
その時に、許可を下したカウンシル側の理由をよく読むこと。
これを読むことで、向こう側が許可を下すラインのポイントが掴めてくる。

改装許可を得る過程でのカウンシル担当者とのミーティングで、
データから得た向こう側の重視点、「環境保護、景観のハーモニー、改善」を使って、
自分たちの改装したい部分が、上記に当てはまることを強調するために、
こっちからそのワードを使うこと。
この方法で、サイズが違う2つの窓を全く同じサイズ&高さにする許可を取得=3
もちろん、これには条件付き。(片方の古い方のスタイルの窓に合わせることが条件)
その他モロモロ、家の中で変更したい各所もこの方法で申請⇒通過。

d0010182_1829498.jpg

ただ、今までのケースを見ても、明らかに大きな変化は絶対に通用しないので、
そこは割り切って諦め、一度で通用する許可申請を出すのがポイント。
申請を出してから許可が下りるまでは、2ヶ月以上掛かるんで、
その提出した申請がNOの場合は振り出しに戻るため、、、時間&お金のロスに。

カウンシル側は、出来れば現状変更はして欲しくない傾向にあるんで、
こっちに知識がないと、不可能的なニュアンスに話を持って行くので、
存在する情報は最大限に生かすことが重要ポイント。

幸い、ワタシたちがこのフラットを買う以前に、すでに何度も改装が行われていて、
家の内部の細かい装飾にはオリジナルが少なかったため、変更可能。
希望していてできなかったことは、テラスの面積を狭くして室内面積を増やすことと、
すべての窓を、2重窓に変更すること。
エコ、環境保護と言ってる今の時代とは裏腹に、
昔のままの1重窓をキープしないといけないという矛盾。
しかも、1重も2重も見た目にはほとんど変わらないのに、意味不明なルールには納得いかず。
でも、ウチのケースは"決まりは決まり”で、絶対に変更不可能なため、
残念ながらこれらは諦めることに。

自分たちが買ったフラットなのに、自宅をいじるのにも他人の許可を得るという、
全く腑に落ちないルールだけど、いい意味で考えると、
その分、いつまでも美しい景観が保てて、心地のいい街になってるんだなぁ~と。
でも次に買うときは、室内にまでルールがあるListed buildingsは避けようと思った。(笑)

d0010182_1829792.jpg

カウンシルへの改装申請は、アーキテクトを通したほうがプロフェッショナルなんで、
ウチの地区のルールに詳しく、さらに名前の通ったところにお願いしたけど、
例外や細かなサーチは皆無で、自分たちで調べて指示しない限りは、
基本的な一般知識と事務的なペーパーワークのみ。
結局は、自分の身は自分で守るしかないのが現実。

こうして何とか無事許可も下りて、家具もすべて処分し、
壁も壊し、残すのはエントランスのドアだけ?と言うくらい、
内部をスケルトン状態にして、完全に間取りを変える大改装のスタート=3


****************************

自宅大改装!◆工事の進行方法
自宅大改装!◆収納スペース編①
自宅大改装!◆収納スペース編②
自宅大改装!◆マテリアル選び・バスルーム編
自宅大改装!◆マテリアル選び・キッチン編
自宅大改装!◆マテリアル選び・フローリング編
自宅大改装!◆ライティング編
自宅大改装!◆こだわりのハンドル編
自宅大改装!◆ペンキ&ウォールペーパー&カーテン編
自宅大改装!◆1トン!鉄骨フレーム編
自宅大改装!◆最終回ハイライト!ビフォー&アフター編

****************************


トラックバックURL : http://cinqetoile.exblog.jp/tb/20255801
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by lehuahoney at 2014-01-21 01:06
こんばんは♪
凄く大変な色々をくぐり抜けてこられたのですね……。
でも、

>その分、いつまでも美しい景観が保てて、心地のいい街になってるんだなぁ~と。

そういう側面もあるんですよね。難しい~~。
Commented by 優美 at 2014-01-23 03:18 x
サンクさん! すごい!! こんな大変な思いをくぐり抜けて来たなんて、おっどろき〜〜。 やはりピリオドビルディングは素敵な分、規制がすごいねー。 これじゃ、改装だけでもものすごいストレスなのに、その10倍のストレスになるよねー。 我が屋は、1960年代後半の中途半端なイケテナイ家を買ったから、その分なーんにも無かった(笑)
本当に、よく頑張ったねー。サンクさん、えらい!。

それにしても、今時窓がダブルグレージングに出来ないなんて、信じられないわ〜(^^;)
by cinq-etoiles | 2014-01-20 19:01 | 改装/DIYのコト | Trackback | Comments(2)
Portfolio

ロンドンから食いしん坊情報、 発信中~!


by cinq-etoiles